いいたくないけど便所の虫

今は明るく振舞っていますが中学生当時は性格が暗く、同年代の男子には 「お化け」と言われました。

「見た目で人を判断するな」とはいいませんがあんまりです。次第に心を 閉ざし、登校拒否になりました。

親達も私を察して無理やり「学校へ行け」とは言いませんでした。こんな 親も珍しいです。しかし叔父には厳しく言われました。

「放任的に学問の道からお前を遠ざけるのは容易いが逃げてはいけないと思う。 登校拒否は今の自分自身から逃げる行為だと教えられたのだ。

叔父にも私に似たいじめられた記憶をいっぱい持っていてよく聞かされた思い 出がある。大人になり叔父の話を思い出す度に、頑張っていこうと思える。

こんな私でも今は子供の相手をする保育師、再び学問の道へ導いてくれたのも叔 父でした。

そんな過去があるから、より息子には過保護になってしまうのかもしれません。本当は海外に行かせてやりたかったのに行かせなかったのは、もちろん金銭的な理由はあったけど、私の独りよがりのエゴだったのかもしれません。

でも、ひきこもっていた過去があるから、逆にその勇気は称えたいし親としても誇らしい。だから大学にいってから、あるいは働いて自分で稼いでいけばいいんじゃないかな。自分の金だからこそ本気になるんじゃないかな、と思ったのは事実です。

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